4月から7月中旬まで日本に帰ることになった。おなじみ中国東方航空の上海経由便を使って。いつもは空港でダラダラと過ごしてしまう上海、今回は10時間以上のトランジットだったので、思いきって街へ繰り出すことに。初めての街を歩きたいというのと、もう一つ。ホーチミンで出会い、現在は仕事の場を上海に移したT子さんとも会いたい!という企みだった。
上海には早朝着にもかかわらず、空港に迎えに来てくれたT子さん。到着ロビーにて遠くからお互いの姿をを見つけた時には、思わず感動の再会らしくダッシュで駆け寄った。(その後の二人の息切れっぷりが笑えた。)
上海の空港からは、リニアモーターカーにて中心地へ。T子さんに頼りっきりで何も調べていなかったのだが、どうやら時速431kmのスピードが出ることで有名な世界最速列車らしい。
スピードが表示されるポイントに座席を陣取り、他の観光客の皆様と一緒にパシャリ。430kmしか撮れなかったけれど。
遊園地のアトラクションばりに速いリニアモーターカーの思わぬスピードに若干ひやひやし、地下鉄を乗り継いで向かった先は豫園(よえん)。ここに残る庭園と、T子さんオススメの小籠包が目当てだ。
「千と千尋の神隠し」の世界のような街並み。
T子さんの後について歩いてゆくと…
こちらがその小籠包!豚肉、カニみそ、野菜の三種類を注文。朝からこんなに食べられるかなぁ~という心配をよそに「ん~~美味しい!!」を連発しながらバクバク食らう私たち。ここのは肉汁が少なめの、具材たっぷりのタイプだという。こんな美味しい小籠包食べたことない!東方航空の機内食を我慢したかいがあった。
臭豆腐と卵のスープも注文。臭豆腐はベトナムではこの形では食べないけれど、ゆでオクラのたれとして一般的な chao (チャオ) と同じ。チャオが好きな人には全く臭みも気にならない美味しさのはず。
朝からお腹と心を満たした後で、地下鉄の駅名にもなっている豫園へ。ここは明の時代に建てられた庭園で、いまでは重要文化保護材になっているという。個人のものとは思えないくらい精巧な造り。厳かでもあって、優美でもある、そんな絶妙なバランスの美しさ。
特に窓枠や襖の格子に散りばめられた細工が本当にきれいで、うっとり。そこに映える真っ赤な提灯の、なんとも言えない強い存在感。圧巻の庭園だった。
(旅、続きます)
From Hem
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