今日は5時に出動して水上マーケットの見学ツアーに行きました。カントーはこの水上マー ケットが有名、私もホテルの人から行く?と声をかけられ、昨日のうちに申し込んでいました。おそらく旅行会社はいくつかあるのだと思いますが、私が申込ん だ業者さんでは2つのコースがあり、
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4時間コース…カイランCái Răngのマーケットとその近郊を見学。42万ドン、約20ドル。
7時間コース…カイランCái RăngとフォンディエンPhong Điềnのマーケットとその近郊を見学。73万5000ドン、約35ドル。
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でした。高いなぁと思いつつせっかくなので奮発して7時間コースにし、早朝に始まる水上マーケットをめざして5時発、となったわけです。
朝5時、案内をしてくれるHさんがホテルに迎えにきてくれました。このHさん、明らかに私の方が年下なのに、最後に別れるときまで私のことをchịと敬称で 呼んでくれました(本当はemでもいいのに)。お客としての私を大切にしてくれたことが伝わってくる、寡黙で穏やかで丁寧な言葉づかいのお姉さんでした。
朝5時、案内をしてくれるHさんがホテルに迎えにきてくれました。このHさん、明らかに私の方が年下なのに、最後に別れるときまで私のことをchịと敬称で 呼んでくれました(本当はemでもいいのに)。お客としての私を大切にしてくれたことが伝わってくる、寡黙で穏やかで丁寧な言葉づかいのお姉さんでした。
まだ暗いうちからチャーターしている船に乗り込み、Hさんの船頭で、カントー川を7kmほど先のカイラン水上マーケット方面へと向かいます。風を切り、肌寒いくらいの川の上。それでも地元の人々の暮らしは、この時間から始まるのです。
40 分ほど行くとカイランの水上マーケットが見えてきました。大小さまざまな船が行き交います。Hさんの説明によれば、野菜や果物をたくさん積んで売っている のは農家さんの船で、それを買いにくる空の船は卸の商人たちの船だそう。そして船と船のあいだをするりと通り抜け、ジュースなどを販売している船も。活気 があります。
続いて水上マーケットから少し行った先にある、フーティウHủ tíu製造工場を見学。米粉を砕いて水で溶き(Hさんによると小麦も加えるとか)、ライスペーパーのように薄く伸ばして蒸したら、天日干しにして最後に専 用の機械で細く切ります。湯気がもくもくの作業場では、職人さんたちの見事な技を見ることができました。
家族で経営しているのだそうです。もっとおしゃべりしてみればよかったな。
カイランからさらに10kmほど船で行ったところに、今度はフォンディエン水上マーケットが見えてきました。事前に業者さんから聞いていた話では、こちらのマーケットはカイランよりも小さい規模で…とのことでしたが小さな船がたくさん行き交い非常
に活気がありました。カイランよりもそれぞれの舟の距離感も近くて話し声も聞こえてきます。賑やかな下町風景っていう感じがして、私をこっちのほうが好き
だなぁ!
ココナッツを売っているお兄さんがいると思えば、その横では生肉を乗せ大声を張り上げるおばちゃんが。見ていてちっとも飽きません。カントーよりもホーチミ ンに近いカイベーCái Bèという街では、かつて存在した水上マーケットが見られなくなり、人々の生活が変化してきているという話を最近聞いたばかりでしたが、ここカントーの水 上マーケットも、いつか見られなくなってしまう日が来るのかなぁなんて、ちょっとしんみりもしてしまいました。
来た水路を少し戻り、船を降り、陸に上がって散策。 川辺にポツポツと建つ民家の傍を歩いているとココナッツをもぎ取っていた地元のおじさんに話しかけられました。「どこから来たの?」「ひとりなの?」と質問攻めにあい、「サイゴンに住んでいて今日は旅行でここに来ました」と答えると、次いで出てきた質問が「給料いくら?」で思わず吹きだしました。名前より年齢より先に気になるのはそれなんだ、と(笑) あはは~と適当にごまかしていたら私に興味を失ったのか急に歩くスピードを速めて先に行ってしまったおじさん。おもしろいなぁ。
こちらの果樹園で休憩。園内にはマンゴー、パパイヤ、バナナ、ミルクフルーツ、などなど、たくさんの果物が。
猿橋Cầu khỉと呼ばれる手作りの橋も。意外と渡るの困難です。アスレチックみたい。
ここで遅い朝食?早めの昼食?を食べました。写真の女性はHさん。
大好きなカインチュアCanh chuaを注文。レモングラスがたっぷりと使われていて、甘酸っぱいだけじゃなく香りのとってもよいスープでした。ちなみに食事はツアー代には含まれず自腹です。
お腹いっぱいになったら早起きがたたって突如眠気に襲われ… ハンモックにゆられてお昼寝しちゃいました。1時間くらい(笑)
その間にHさんが作ってくれた花と小鳥。なんて器用!すごい!
果樹園内での食事をもってコースは無事時終了。船に乗り込み、来たルートを戻ります。日差しがギラギラとずいぶん強くなっていたので、こんな風に船にひさし を取り付けてもらいました。帰りは終始寝ぼけ眼で、首がかっくんかっくん… 雄大な自然を楽しんだのは行きだけでした(笑)それでも、お仕事とはいえ7時間も付き合ってくれたHさんには感謝。
日が暮れ雨も小降りになったので、ホテルにほど近いカントー市場へ。夜でもやっていたのは良かったのですが、なんだかミニベンタイン市場という感じで、観光 客向けのお店と商品ばっかり。中にはおしゃれなレストランもあったのですが、やはり外国人観光客ばかりで、なんだかなぁという気持ちで出てしまいました。
市場の前には夜にしか出ていないという小さな屋台が立ち並んでいて、おつまみ、おやつ系の食べ物がずらり。ぶらぶらと見てまわっていると、先月行ったダラッ トでも食べた「焼きライスペーパーBánh trắng nướng」があって思わず購入!ネギと豚肉、マヨネーズとチリソースが絶妙な組み合わせで、パリパリに焼かれたライスペーパーと合って美味なのです。7000ドンと安さも魅力のお手頃おやつ。
夕飯には、今朝ツアーの途中で見学してから食べたいなぁと思っていたフーティウを。ここの麺はコシがあって歯ごたえ抜群。白というよりも透明な麺はまるで春雨みたいで、初めて食べるタイプでしたが本当に美味しかったぁ~
明日の午後にはいよいよカーマウへ移動します!楽しみ。
From Can Tho
ナムカンからカマウ岬への船はしぶきバシャバシャで全身ずぶぬれになります。カッパ必携!であります。お気をつけて。
返信削除御園生さんコメントありがとうございます!カーマウ市内からナムカンまでバスで行けたとは知りませんでした。私はカーマウ市内からずっと船で行ったのですが(3時間くらい)、やっぱりしぶきがすごかったです(笑)
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