2014年9月30日火曜日

メコンデルタの旅②~カントー市内街歩き


時間通 り9:30にミエンタイバスターミナルを出発したミニバスは、途中休憩を挟み13:30頃にカントーバスターミナルに到着しました。ただでさえ狭い車内 に、通路席も利用するほど詰め込まれた乗客たち。車内では満足に姿勢を変えることもできず、私はとにかくお尻が痛かった(涙)


終点のオモンバスターミナルBến xe Ô Mônまでは行かず、カントー市繁華街ニンキエウ区Quận NInh KIềuに近いこちらのカントーバスターミナルBến xe Cần Thơで下車。ただ、ここは「新バスターミナル」のようで、さらに繁華街に近い「旧バスターミナル」があるよと、あとでセオムのおじさんが教えてくれまし た。


あらかじめ目星をつけておいたミニホテルへセオム移動。地味に5万ドンの出費。ホテルは特に予約はしてなかったけど空室ありですんなり入れました。


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ホテル情報
Hotel 31B (Khách sạn 31B)
Add: 10 Tân Trào, Q, Ninh Kiều, TP. Cần Thơ
シングルルーム25万ドン(2014年9月30日現在)
wifi、エアコン、ホットシャワー揃ってます。
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ちょっ と休憩し、遅いお昼を食べに。ホテルの人に近くに食堂があるか聞いてみると、「Mekongという食堂が有名、美味しいしリーズナブル。でもbình dân(庶民)がよければデタムĐề Thám通りに行くといいよ、ベトナム飯がなんでも揃ってるから」と教えてもらいました。Bình dânの単語にそそられる私は即決でデタム通りへ(笑)


向かう途中の交差点で見つけた、無料のお茶タンク。通 りすがりのお姉さんが飲んでいたので「誰でも飲んでいいの?」と確認し、頂いてみました。よく食堂で飲む薄めのジャスミン茶。近くのお店が管理している風 ではなかったので、市や区がやっているものなのでしょうか? この時間、灼熱地獄のような暑さだったので、素晴らしいサービスだと感心。


デタム通りに到着。聞いていた通り庶民的な食堂がずらりで選び放題です。なんとなく惹かれたお店でブンマムBún Mắmを食べました。3万ドン、美味、満足。


食後にデタム通りの散策を続けます。ホーチミン市のデタム通りとは違って地元の人々ばかりでよい感じです。散歩中ふと気付いたことが。この通りには左右にたくさん小さな路地があるですが、それぞれの路地に必ず番地の入った看板が掲げられているのです。



このブログのタイトルにもなっているヘム、つまり路地です。こんな小さなヘムたちなのに主張が強い!と、最初はなんだか微笑ましく見ていたのですが、よく見ると、新しめの看板の下にはこんな表記が。

Dự án nâng cấp đô thị TP. Cần Thơ
「カントー市 都市向上プロジェクト」

またこの通りには他にも色々な看板があって、


Không đổ rác nơi công cộng là thực hiện nếp sống văn hoá đô thị.
「公共の場にごみを捨てないことは、都市の文化的暮らしを実現」

とか、

小さくて見にくいのですが、

(左)Rác là nguồi ô nhiễm, hãy làm sạch rác ở mọi nơi.
「ごみは汚染の原因。どこでも清潔に」

(右)Mô hình "tuyến đường sạch rác", đường Trương Định.
「チュォンディン通りは『ごみゼロ通り』モデルです」

とか。このエリアに特化されたことなのかカントー市全体として意識なのか、現時点ではまだわからないのですが、ヘムの看板はこの通り以外でもあちこちで掲げ られ目立っていたので、おそらく後者じゃないかと思います。市をあげての都市づくりが、ここでは活発に行われているようです。


さて、ヘム好きとしてはやりヘムの中をウ ロウロしたい!ということで、ふらりと一つのヘムへ入ってみました。住宅や商店が所狭しと建ち並び、開け放しにされたドアや窓の隙間からは人々の暮らしが よく見えてしまいます。外国人観光客である私はどうしても目立つようでジロジロと見られましたが、これは仕方ない。すみません、でもお邪魔します、という 気持ちで笑顔で歩きます。写真のようなお米屋さんにも出会いました。バケツで売っているサイゴンとは違うなぁ!


そして路地の途中に突如現れた寺院。これ、クメール寺院では!?と驚き向かって見ると…


やっぱり!門にはクメール語とベトナム語が併記されていました。門のところにいたおじいさんと許可をもらい、中を見学させてもらいます。


まさにクメール式。カンボジアで何度か訪問したことのあるお寺そのものでした。あとで調べてみたのですが、この地域に暮らすクメールの人々の要求により1948年に建てられた寺院だそうです。


私が訪問したとき、敷地内では会合が開かれていて、地域の人たちで何やら話し合われていましたが、言語はベトナム語でした。お寺の中にいた黄色い袈裟のお坊さんたちは、おそらくクメール人なのでしょう、顔つきが明らかにベトナム人とは違いました。


敷地内の応接室らしき場所には、故ホーチ ミン主席の肖像画があり、その横にやはりクメール語とベトナム語。ホーチミンさんとクメール語という組み合わせを初めて見て、何とも不思議な感覚になりま した。メコンデルタ地域にはクメールの人々が暮らしていることは知っていましたが、こんな風に下町に立派な寺院が建てられていることには驚きました。

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お寺情報
クメール語は、CHÙA PITU KHÔSA RĂNG SÂY 
ベトナム語は、CHÙA VIỄNG QUANG
Add; 27/18 Mạc Đĩnh Chi, Q. Ninh KIều, TP. Cần Thơ
http://baocantho.com.vn/?mod=detnews&catid=302&p=&id=53142
ベトナム語ですが、こちらのページで紹介されていました。
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さて、明日は水上マーケットを見に行くので、5時発!今日は早く寝ます。
Chúc ngủ ngon.

From Can Tho

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