なんて筆無精な自分なの。ブログを始めようとしたときの決意はどこへやら。しかしめげずに書くのです。たとえ一ヶ月以上前のことであろうとも…!
そう。ダラット旅が完結しておらず… 旅日記、再開。
ダラットに行く前に「面白い列車があるよ」と聞いていたので向かった、ダラット駅。
とても可愛らしい外観に、やっぱりひとめぼれ。
Ga Da Lat(ダラット駅)の年季の入った表示の下には、テイストが違うもこれまた可愛らしいポストが(なかにはゴミが詰まっておりましたが)。
駅構内に入ると、鮮やかなのに柔らかな、ステンドグラスが迎えてくれる。
こちら時刻表。一日五便、ダラット駅からお隣の村チャイマット駅の一区間を運行。 かつては統一鉄道の一区間だったというこのエリア、ベトナム戦争終結後に廃止され、現在は観光用の短距離列車として走っているらしい。
こちらでチケット購入。ダラット駅⇒チャイマット駅⇒ダラット駅の往復で、ひとり12万4000VND(外国人料金)。さすが観光用だけあって、なかなかいいお値段。
列車は一両がとっても短い、味のある造り。
写真撮り忘れてしまったけど、車両のなかはぬくもりのある木のベンチ。とはいえずっと座っているとおしりがイタタタ…
チャイマット駅までの約30分間、車窓からの景色は、木々、立派な一軒家、背の低い一軒家、そして、いくつものビニールハウス。野菜や、ダラットらしい花をたくさん育てているのがうっすら見えた。 こういう景色をベトナムで見たのは初めてで、新鮮だった。このときだけ、ちょっと日本に帰って来たみたいな気分になった(特に秩父あたりに)。
さて、到着したチャイマット駅付近で出会った、素敵な人たちを写真で。
まずはこちら、線路沿い、というか線路のすぐそばのカフェ。と、そこでお茶をする地元の人々。
商店の前に椅子を出し、おしゃべりに講じるおばちゃんたち。
ちょっと近づいてみる。冬の装いが愛らしいおばあちゃんだった。
やはり線路沿いで果物を売るお姉さんたち。日差しがこれっぽっちもないのに、ノンラーをかぶるのかぁ… と不思議に思う。寒さ対策にもなるのだろうか。
Hot Tocにて、散髪後に炭鉱夫のごとく耳掃除に取り組むお兄さん。お客のおじちゃん、きもちよさそうだ~!
ちょうど小学校の午前の部が終わる時間だったみたい、鮮やかな青の制服姿の子ども達がわっと登場。そりゃ寒い地域だものね、こうして上着も。サイゴンじゃ見ない風景、おもしろい。
ずっと互いのそばを離れようとしない四人組の女の子。あれ、そういえばみんな手ぶら…?
土埃が舞い、道が悪く、天気のせいもあってちょっと暗い雰囲気のあったチャイマット駅周辺。だけどそこに暮らす人たちは明るくくつろいでいた。こうして旅先でその土地の人びとの生活が垣間見れたときが、いちばん、来て良かったなぁと思うときかもしれない。
ダラット駅に戻る列車に乗りこむ。また、ビニールハウスの景色のなかを駆けてゆく。
たぶんきっと、この列車にはまた乗るだろうなという予感が、ある。
From Hem
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