このプロジェクトは二人の日本人女性、竹中さんと栗須さんによるもの。HIV感染者や貧困者など、それぞれの理由によって仕事に就けないベトナムの人々に仕事を創出している自立支援プロジェクト。使われなくなった布の端切れを手で縫い合わせることによって一枚の風呂敷を作り、商品として販売。その売上が作業者の収入となり、生活を支えています。
創設者の竹中さんは、長年ベトナムで困難を抱えた人々に寄り添い様々な支援活動を行ってきた方。現在進行中のこのプロジェクトでは、日本人の伝統文化である風呂敷の万能さとエコをこの自立支援という形に結びつけているのだそうです。そして現在は拠点を日本に戻した竹中さんを、ホーチミン在住でデザイナーの仕事をしている栗須さんが支え、現在プロジェクトをマネジメントしています。
ワークショップではプロジェクトの理念・現状などが紹介され、 参加者は実際に風呂敷を手に取って包み方を実践。ワインや菓子折り、本、CDなどを包みました。参加者は全部で約10人、日本人が半分、ベトナム人が半分だったけど、特にベトナムの人たちには包み方の多様さが好評でした。
私自身はARBAの活動を通してお二人と知り合い、ARBAのツアーやH大学のベトナム研修でも大変お世話になっていますし、応援しています。プロジェクトのスローガンであり、竹中さんの座右の銘でもあるというガンジーのことば、「善きことはカタツムリの速度で動く」が今日はなんだか身に染みました…
商品としてもとっても素敵な、世界にたった一枚ずつしかない手作り風呂敷。ぜひ一度手に取ってみてください。
From Hem
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プロジェクト情報
http://lifeinhcm.blogspot.com/
※その後、このお店はクローズしてしまったようです。(2014年7月追記)
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