2015年9月7日月曜日
そのめがね、何度?
カフェの店員さん、バスの車掌さん、バイクタクシーの運転手さんなど、たまたまその場に居合わせる人々。東京だったら非常にシステマティックに作業が進められ、会話もほとんどせずにいる人々ですが、ここサイゴンではそうもいかず。
出会いがしらに国籍を聞かれ、年齢を聞かれ、既婚か独身かを聞かれ、家族構成を聞かれ、ベトナム滞在年数を聞かれ… 初対面の人に質問されて答える情報量が日本のそれとは異なり圧倒的に多いことにはもうすっかり慣れましたが、今回の滞在中によく聞かれ、若干困惑してしまう新手の質問。それは、
「そのめがね、何度?」
ド近眼ですみませんねー!とひとり苦笑。確かに私は目が悪いのです。めがねは小4から顔の一部だし(思春期~大学卒業まではコンタクトに浮気)、レンズ越しには顔の輪郭がはっきり歪んでしまうので、度数が強いことも一目瞭然。しかしベトナムと日本ではレンズや視力の測量方法が全く違うらしく、
「マイナス9度くらい」
と答えると
「はあ?」
と言われ(マイナス、という数え方はしないらしい)
「あ、視力はもう0.01ない」
と答えても
「はぁ?!」
と言われ(これは単に驚かれているのかも?)
こんな感じで話がうまく通じないので、これはきっとはかり方が違うみたいだね、という結論に落ち着く、という…。
めがねを指摘されることは、嬉しくもなければ悲しくもないけれど、すっかりコンタクトを受け付けなくなってしまっためがね人の自分の目の度数を、ベトナム基準でも知っておかなければというへんてこな義務感に駆られる、そんな日々。
平和です。
写真はよくいく団地の下のカフェにて。いつものおばちゃんが、「おばあちゃん」業を楽しんでいました。
From Hem
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