暴飲暴食だった土日(初めてバイクを置いてタクシーで帰るほどに)。
ちょっと反省して、夕方ウォーキングに行った。暑い中を歩くのは嫌だけど、暗い中を歩くのも嫌なので、ちょうど暗くなった頃に家に戻れるように時間を見計らって出発した。いつも歩くコースがあって、終盤にThị Nghè(ティーゲー)橋を通る。
橋にさしかかった頃、 多くの人が脇にバイクを止めている。何かあったのだろうかと気にしていたら、皆左のほうの空を見ている。私もつられて見てみると…
そこにはまるでビームみたいな夕焼けが広がっていて、度肝を抜かれた。皆これを見ていたのだ。思わず見とれて足を止める。空に気づいてバイクを止める人も増える一方。
このとき、道路の両脇にかなりのバイクが止まってしまったけれど、邪魔そうにクラクションを鳴らす人はいなかったように思えた。皆、同じようにこの不思議な空に見とれていたのだ。だってこんな空、見たことない。帰宅ラッシュ時の渋滞が、なかなか好きにはなれなかったけれど、こういう渋滞ならいい、かもしれない。
しばらく橋の上でビームな空と、そこに留まる人々とバイクの群れを観察していた。その後は家に向かって再び歩き出しながら、ちらちらと空を振り返った。
川べりで夕涼みをする地元っ子たち、船でバナナを運んでくる人やそれを買う人、つり竿の糸を垂らすおじさんたちも、皆同じ方向を眺めていた。 自然な一体感みたいなものが生まれていた気がした。
こんなにも憂うことを忘れて、びっくりした夕焼けは初めてだ。なんか、すごいもの見ちゃった。
いいこと、あるかな?
From Hem
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