2014年8月25日月曜日

路線バスに揺られる~35番と30番


ここ数日、意識して路線バスに乗ってみた。

まもなくやってくるH大の研修グループの皆に、ホーチミン市内ではたくさんバスに乗ってほしいので、いくつかそのルートを確認したかったのだ。

≪35番バス≫
まずは35番。1区をぐるりと回る、数年前にできた新しい路線。現在地下鉄工事中のNguyen Hue通りを避けるように、少しだけルートが変更されてる。新しい路線だけあって車体もとってもきれい。でも、このバスが混んでいるところを見たことがない。確かに地元の人にとっては、小さな1区だけを走られても…ということなのだろう。この日も、おそらく「ちょっと観光」というノリであろう若者たちと私しかいなかった。


≪30番バス≫
続いて30番。これは私の住むBinh Thanh区から、3区のサイゴン駅を通り越してTan Binh区の方まで続いている長い路線。35番バスとは対照的に車体はかなり年季が入っているけれど、いつ乗っても満員だ。


30番バスの難点は、どうやら本数が少なそうだ、ということ。この日はわが家の近くから乗って3区8月革命通りのLe Thi Rieng公園まで行ってみたけれど、乗車時間30分に対して、バスを待つ時間も20~30分(笑)。炎天下の中を待つのはちょっと辛い。


Le Thi Rieng公園で降りるには、公園を50mくらい通りすぎたところにあるこのバス亭で降りるのが近い。8月革命通りのバス停にはこの「TIFFY」の看板が多かった。風邪薬の広告らしい。


Le Thi Rieng公園からわが家の方面に帰るには、公園の正門前にあるこちらのバス停を利用。こちらは屋根つきだ。ホーチミンにはこの二つの種類のバス停がある。


ところでバス停の辺りには、 降車してくるお客さんを捕まえようと、セオム(バイクタクシー)のおじさんや露天商のおばさんがどっしりスタンバイしていることがある。こちらのおばさんは飲み物を売っていた。これだけ暑ければ、確かに買いたくなる!


時刻表がなく、いつ来るかわからないバスに乗るには、時間の余裕もだけど、心の余裕も必要。でも無事に乗れて目的地に着いたときには、「やった、来られた」という何とも言えない達成感があって楽しい。バスの車内にも、そして停留所にも、地元の人々の生活風景が広がる。それを見ているのも、本当に楽しい。


もっともっと、バスに揺られよう。

From Hem

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