2015年8月19日水曜日

福島でのベトナム語レッスン


この夏は、ご縁があって福島県のとある企業さんにて、ベトナム語レッスンのお仕事をさせてもらっています。まもなくハノイに赴任されるその企業の社員さん5人を対象にした赴任前ベトナム語レッスンで、7月に二回日帰りで行き、7月末から8月前半にかけては二週間弱の集中レッスンを行い、お盆休みをはさんで今日からまた三日間のレッスンで、私の担当は終わりとなります。普段東京の語学学校で教えているのとは、スケジュールも、学習者さんの目的も全く違うので、同じテキストを使っているとはいえ私にとっては違った緊張感があり、とてもいい経験をさせてもらっています。


福島県には、昔、小学生だったか中学生のころにハワイアンズに行ったことがあるだけで、大人になってからこうしてじっくり行くのは初めてで、そういう意味でも新鮮な気持ちです。福島県と行っても、宿泊する郡山と、そこから在来線に乗って通う企業さんの周辺くらいしか見られていないのですが、やっぱり知らない土地に来るのは楽しいし嬉しいです。

二両編成の在来線の本数は少なく、ボタンを押さないと開かない扉や、整理券を取って運賃を支払うシステムに戸惑いつつもワクワクし(何度も整理券を取り忘れて運転手さんに助けてもらいました)、車窓からの景色もまた雄大で見とれる日々でした。また社員さんからはレッスンの合間に震災当時のことも教えてもらって、とても貴重な話を聞くことができています。


自分が好きで、面白いと思っているベトナム語を初めての人たちに教えるということ。自分の経験を知識化するということ。あらためて教材を研究するということ。どれもとっても難しくてうんうんと悩む日々ですが、こうしてベトナム語と向き合えて悩めること自体ありがたいことなのだろうと感じています。いっぱい、悩もう。

今日のレッスンも終えたので、あと二日。今の私が伝えられることを、伝えきれればいいなと思っています。

From Fukushima

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